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孫は美容師なのに [日記]

今日は私の休日。
いつもなら洗濯をしながら録画した海外ドラマを1、2本見るのですが、
することがたくさんあったので楽しみは後に取っておくことにして
早々にトイレ掃除に取り掛かりました。

もうすぐ終わるという時に玄関の引き戸がソロソロと開き
「カットしてもらえん?」と年配の女性が声をかけてきました。

玄関の戸につかまってやっと立ってるように見えるその女性の顔には見覚えがあり
すぐに中学の時の同級生K子さんのお母さんだと気づきました。

「一人で?」
「どうやって?」と立て続けに質問し
最初は「今日はとても忙しくて」と断ろうと思ったのだけど
炎天下を数km離れた自宅から自転車で来たと聞いたらやってあげるしかないと心を決め
店に招き入れました。

いつも行っている美容室は?と聞くと
店の前に自転車が2台あったので、私の事を思い出して来たのだと言う。 

「幾つになられました?」と訊くと10月で88歳になるそうで
石川県に嫁いだK子さん近況などを聞くうちに、K子さんの弟の娘が美容師をしていて、
職場が近いからという理由でそのお孫さんと同居しているのだとか。

同居するにあたって孫が生活しやすいように二階をフローリングにしてやったのに
家の事は何にもしないし、カットもしてくれない、
おまけに敷地を(農家なので広い)眺めて「ここに店をつくれば・・」とか言うのだとか。

何もしない孫の世話が大変だとこぼし、
その孫に美容室を出したいと暗にねだられているようなのに
K子さんのお母さんは何やら嬉しそうに見えるのは気のせいでしょうか。

私は「もう年だから、あっちが痛い、こっちが具合悪いとたまにはギブアップすれば?」とか
「美容室を一人でやるのはとても大変だから、美容師のお婿さんを見つけてきたら
 店を出してあげてもいいよと言ってみられ」とか助言してあげました。

頼りの息子は親と同居せず、嫁の実家との中間点に家を建てて週末だけ泊まりに来るけど
農地の世話は嫁の実家優先。
家事もカットもしてくれないけど、同居してくれる孫娘が可愛くて仕方がないというふうに感じました。


 

先日の獅子舞競演会でたくさんの写真を撮りましたが
その中から興味を引いた人物に焦点を当ててみました。

 町内に獅子がないとやりたくてもできない「獅子どり」です。
 左端の少年に注目。 
 20160706sisidori.jpg
 一心不乱に棒を振り回して〝真似”をしていました。


 「獅子どり」は子供がやるもので
 大人は面を被って「天狗」に扮します。
 でも・・・
 20160706tataku.jpg
 この人物は〝立派な大人”
 棒を振り回して獅子に当てるのですが
 子供と違って本気を出すので「バシッ」というものすごい音!
 見物客も「オオッ!」と歓声を上げ、大喜びでした。

 暑い中小さな女の子がずっと笛を吹き続けていました。
 20160706hue.jpg
 ふと腰のあたりを見るとコーラのボトル?!

 
 獅子方の交代時の手助けや目録の読み上げる人は、普通は黒いスーツ姿。
 着流し姿は初めて見たのですが、とても粋でかっこよく感じました。
 20160706kinagasi.jpg

 休憩中の天狗のお面
 20160706omen.jpg

 親子でしょうか。
 とても微笑ましい光景でした。
 20160706oyako.jpg

「獅子舞シリーズ」はまだ続きます。 

 


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コメント 8

Baldhead1010

同居生活は良い面悪い面、たくさんあります。

別居生活が増えましたが、高齢者が亡くなるにつれて、空き家が増えているという現実もあります。
持ち家よりも借家住まいが気楽ではありますね。
by Baldhead1010 (2016-07-07 04:41) 

barbermama

>baldhead1010さん
こちらでも広い敷地の大きな屋敷に老人の一人暮らしのところが
増えています。
就職の事もあるでしょうが、土地が広かったら敷地内に若い人の
家を建てる、というのが理想だと私は思います。
富山では家賃を払うなら自分の家をという考えが根強いです。
by barbermama (2016-07-07 18:29) 

みっちゃん

やはり砺波地方は伝統文化の宝庫ですね。
加賀藩の影響が強く、裕福だったようですね。
昔は富山平野とは呼ばないで、砺波平野だったそうですね。
大伴家持の時代から文化も政治も呉西が中心でしたね。
日本一の七夕祭りがあったとは知りませんでした。
by みっちゃん (2016-07-08 01:19) 

barbermama

>みっちゃんさん
そういえば砺波平野って言ってましたね~
獅子舞は海に近い所の物の方が迫力があって面白いです^^

七夕は日本一ではないと思いますが、大々的にやるようになってから
50年以上の歴史があります。
昔は長男が生まれると大笹の飾りをお嫁さんの実家が立てる風習が
あったので、
こちらには嫁に出すなと言われたものです。
期間中は町の人口の10倍の見物客が来るそうです。
by barbermama (2016-07-08 13:33) 

ぼんぼちぼちぼち

わがまま言われてもお孫さんは可愛いのでやしょうね。
それにしても88才でその距離をお一人で!
無事にたどり着けて良かったでやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2016-07-12 11:32) 

barbermama

>ぼんぼちぼちぼちさん
そう感じました^^

ウチのお客さんは遠方から来てくださる方が多いのですが
若い頃は車で、次がバイク、そして家族に送ってもらうという風に
変化していきます。
仕方がないですが、寂しいですね。
by barbermama (2016-07-12 17:47) 

koto

私、もう自転車はしんどい。
88歳に負けてる。
by koto (2016-07-12 19:14) 

barbermama

>kotoさん
私は運動神経がニブイので50代で乗るのをやめました^^
こちらは田舎なので交通手段がなく、年寄りは歩くか自転車しか
ありません。
皆さん口をそろえて「歩けないけど自転車には乗れる」と言われます。
by barbermama (2016-07-14 08:41) 

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