「もり」と「ざる」 [日記]
「秋」はあっと言う間に通り過ぎて、もう「立冬」だそうです。
4日前の庭で・・
夜中に降った雨のしずくで縁取られたミツバ
鳥の贈り物の南天は年々増えて５～６本に。
数年かけてそれぞれに実がなるまで成長しました。
コマユミの葉はこれからもっと赤く美しくなります。
先日娘が「古城公園の紅葉はもう見ごろ？」と聞くので
「古城公園のモミジの紅葉は今月の終わりか来月初めくらい」と答えたのですが
休日の午後時間を作るからどこかに紅葉を見に行かない？という風に聞こえたので
「じゃあ、八尾に蕎麦食べに行こう。八尾なら少し標高があるから紅葉が見られるかも」ということで
3日の午後、八尾に向けて出発しました。
娘の仕事が長引き、家を出る時にはもう3時半頃になっていたので
着くころにはもう日が沈んでいるのではとヤキモキ。
その上カーナビが選んだ道は前に行った時とは違ったくねくねとした山道で
山道が嫌いな私はもう少しで車酔いしそうになり最悪の気分でした。
山間なのでもう日が陰り始めていました。
山なのに紅葉はまだのよう。
山田村です。
4時過ぎに八尾到着。
〝逢魔が時”を迎えた薄暗い街並みは人通りも少なく
紅葉はあきらめてすぐに蕎麦屋を目指しました。
以前娘が行き当たりばったりに入ったら
当たりだったという、歴史を感じるお店です。
メニューを見たらまだ冷たいお蕎麦もありましたが
私は温かい「肉そば」を。
娘が「〝もりそば”と〝ざるそば”の違いって何かね？」と言うので
「この前TVで見た気がする。確か上に海苔が載ってるのが〝ざる”でなかったかな」
とあいまいに答えていたら
そこへ上品な初老の女将さんが「お決まりですか？」と注文を取りに来たので
娘はすかさず「この〝もりそば”と〝ざるそば”の違いは何ですか」と聞きました。
注目の女将さんの答えは「海苔が載ってるのが"ざる”で、そうでないのが〝もり”なんですよ」。
私達は内心やっぱり！と納得し、娘はもりそばを注文しました。
私の〝肉そば”
私の味付けによく似ていて
おいしくいただきました。
町でよく見かける銀行も八尾の街並みに合わせてシックに装って。
白壁に映える紅葉した蔦
TVでよく見る石畳の通り
おわら風の盆の手ぬぐい
帰路についた時には日没後一時間近く経っていましたが
西の空の焼けはどんどん色濃くなっていきました。
（5:38 走る車窓から）
（5:48 砺波のどこかの交差点）
今日は雨。
富山の11月は雨が多いから、今年の紅葉はもう期待できないかも。
「おわら風の盆」には何度も行きました。
情緒のある美しい幽玄の世界にいざなってくれますね。
残念なのはフラッシュを浴びせ続けるマナーの悪いカメラマン達。
至近距離からの直射は大変な苦痛を与えてしまいますね。
観光客を締め出そうという意見が出てくると聞きますが頷けますね。
私は都会に出てから富山の民謡を覚えました。
もちろん難曲の「おわら」も謡えますよ。
一息で謡うのはとても難しいですが、少し音を下げて歌います。
人前でたまに歌いますが喜ばれます。あまり上手くないのがいいのかもしれませんね。
by みっちゃん (2015-11-08 18:58)
＞みっちゃんさん
私は20年以上前に一度行ったきりです。
暑いし、駐車場が遠いからたくさん歩かないと
町中にたどり着けないし
やっと着いたと思ったら人垣で踊りが見えない。
TVで見るに限るとそれ以来思ってます。。
夜中に観光客のためではなく自分たちが楽しむために踊る
各町内の踊りを見るには泊まらないと無理ですよね。
by barbermama (2015-11-08 20:34)
そういえば近頃は手打ちうどんばかりで蕎麦を食べてない。
また蕎麦打ちもやってみようかな＾＾
by Baldhead1010 (2015-11-09 04:29)
＞Baldhead1010さん
今は寒くもなく暑くもなく、動きやすいですよね。
新蕎麦の粉も出ているんじゃないですか。
by barbermama (2015-11-09 08:57)
大阪はうどん文化なので今でも蕎麦屋は少ないのですが、
「もりそば」はメニューにはないと思う。
風の盆の時期じゃなくても行ってみたい。
いい感じの町並やね。
by koto (2015-11-09 09:38)
＞kotoさん
こちらも蕎麦屋は少ないので、普通は「もりそば」は
メニューにあまり見ません。
八尾は蕎麦の産地なのでこの町にも蕎麦屋があちこちにありました。
一昨年「坂のまちアートinやつお」に行って来ました。
今年で20回を迎えたという素敵なイベントにぜひどうぞ＾＾
10月前半の連休の頃です。
by barbermama (2015-11-09 09:58)