歌のイメージ [日記]
我が家の娘は中学校の音楽教師。
8日からの三連休も仕事があったのですが
最終日は部活がなかったので少し余裕があったらしく、前日に
「実は親不知の写真を撮りに行きたいんだけど、お母さんどこか行きたい?」と聞いてきました。
「行きたいところといえば、能登の砂浜を車で一回走ってみたいけど
この前不幸な事故があったから、どうも気が進まない・・能登はまたの機会に」
という会話があって、10日の親不知子知らず行きが決定しました。
娘は8日も9日も部活やら仕事で夜まで学校に。
そして10日は朝から学校で仕事をして午後出発、という予定でしたが
お昼になっても仕事が終わらず、結局出発したのは2時過ぎでした。
「親不知子不知」について私が知るのは
断崖絶壁の交通の難所で、昔は数々の悲惨な事故があったらしいという程度。
娘がそこに行きたい理由は、今月末に行われる「校内合唱コンクール」で
娘のクラスが「親不知子不知」という曲を歌うから、らしい。
教室に写真を貼り、曲のイメージを膨らませたいと言っていたので
私は断崖絶壁と荒れた海を撮りたいのだと勝手に思っていました。
昔の難所も今は幾つものトンネルができているので、怖い思いもすることなく
ドライブ気分で目的地に向かう車の中で
合唱曲「親不知子不知」をの存在も知らず、どんな曲かも知らない私のために
娘は朗々と歌って聞かせてくれました。
最初は静かな調子で
「♪荒磯の~(略)~苔むした地蔵が~(略)」
え?地蔵?もしかして子を亡くした母の歌?
能登の悲惨な事故を避けてここに来たのに・・
感情を込めた娘の声が車内に響きます。
「♪子を呼ぶ母の(略) 叫びが聞こえぬか~」
「これって富山の人が作った歌?」
「そう」
後で調べてみると富山市生まれの岩河三郎さんは作曲家で
作詞は福井生まれの山本和夫さんだという。
車の中で娘は
「でもね、この歌は悲しいだけでなくて、最後に救いがあるような気がする」と言うのです。
「沖も茫々 夕暮れる・・という歌詞で、その美しい夕暮の様を撮りたい」
ああ、だから・・
仕事中何度もメールで「天気は?」と聞いてきたのか。
荒れた海を撮るなら暗い曇り空でもいいんじゃない?とその時まで思っていたのですが
天気予報通り夕方にはお日様が出てきてくれるようにと祈りました。
日の入りまで時間があったので一度来てみたかった宮崎海岸へ
絵にかいたような「怒涛の海」
右上に見える崖が「親不知」です
とにかく〝波音”がすごい! 私の住む県西部の海とは全く別物でした。
4:52 能登側
親不知に向かう途中にあった像
合唱曲にちなんだものかと思ったら
地元出身歌人の歌碑ということでした。
日没も近い5時半頃 やっと雲の切れ目から日の光が・・
親不知子不知の道の駅から
能登半島越しの夕日が見える名所だそうです。
5:34
5:35
次回は宮崎海岸(タラ汁とヒスイで有名)で石拾いをしたお話。
最初の「実は親不知の写真を撮りに・・・」を「実は親不孝の・・・」と読んでしまい、?????でしたが、よくよく見ると親知らず、でした^^;
頭はとうに霞んでいるが、目もかすむようになった(/_;)
by Baldhead1010 (2016-10-12 04:45)
>Baldhead1010さん
耳に聞こえる言葉と字幕表示と違うことはよくあります^^
私は耳の衰えの方を強く感じていますね~
昨日も、ある番組内高岡銅器の鐘は余韻が長いことを紹介していたのですが
私が「もう聞こえないよ。長くないじゃん」と言ったら
娘が「まだ聞こえるよ」って。
by barbermama (2016-10-12 08:22)
そうそう、歳が行くと高音域の音が聞こえなくなります。
病院で検温していたら、「もういいですよ、鳴りましたから」と言われても、こちらには聞こえてないです。
あれって、ピッと鳴るんですか?
by Baldhead1010 (2016-10-12 09:45)
>Baldhead1010さん
私、病院恐怖症で健康診断にも行った事がないんですよ~・
そう言われれば、最近側で娘が熱を測っている時、以前は聞こえた
「ピピッ(だったかな?)」が聞こえてないような・・
by barbermama (2016-10-12 16:33)
10日の夕方5時ころ親不知を通りました。
きれいな夕焼けを見られてよかったですね。
私はルームミラーでかすかな夕焼けの明かりを見ただけです。
墓参と祖父の生家探し富山の味覚を色々買って帰路につきました。
祖父は魚津の貧乏な寺に生まれ富山市の寺に婿入りしましたが、うまくいかず飛び出したらしいです。
もう一息なのですが、見つかりませんでした。
by みっちゃん (2016-10-14 23:14)
親不知っていうと、
親不知を抜いた後の腫れて痛かったことを思い出しました。
絶景ですね。
by koto (2016-10-16 10:26)
>みっちゃんさん
10日夕方5時といえば私たちが親不知に着いた頃です。
すれ違っていたかもしれないですね。
お祖父さまの生家が見つからなくて残念。
20年以上前になりますが、我が家の墓の家紋が同じだからと
金沢から訪ねてきた人がいて、それをきっかけにその頃無職だった姉が
お寺や遠い親戚を探し出してルーツ探しをした事があります。
親戚たちは皆代替わりをしていて、姉はとても苦労したようでしたが
先祖が同じだった金沢の人と一緒になんとか小冊子にまとめました。
by barbermama (2016-10-16 10:43)
>kotoさん
親不知は新潟県になるのかな。
でも富山県人は「親不知」といえばこの難所を思い浮かべますね^^
by barbermama (2016-10-16 10:46)